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29 レーザー治療(1) ('02/3/1 掲載分)
2007 / 04 / 18 ( Wed )

 先年、O整形外科医院(高槻市奈佐原)が開院に際し内見会を開催。新聞のチラシで知り、行ってみました。どんな機器が設置されているのか、関心がありました。
 なんと当院でも使っているレーザー治療器(現金正価250万円)が置かれていました。

 「何も感じないけど効くんですか?」患者さんの声もあります。そこで二回に亘ってレーザー治療について記します。

 大阪回生病院(大阪市北区)皮膚科の庄司昭伸先生は(当院でも使っている)低出力レーザーの信奉者です。先生は、喉の近くにある星状神経節という部分に局所麻酔を注射する方法(星状神経節ブロック療法)がアトピー性皮膚炎や花粉症の治療に行われ、効果が得られていることに着目しました。
 自律神経は交感神経と副交感神経のバランスによって保たれています。ストレスなどによって交感神経が緊張(興奮)し過ぎると自律神経のバランスが崩れ、失調。アトピー性皮膚炎や花粉症などは自律神経の失調が関係しています。

 「レーザーの中でも、半導体レーザーを使った近赤外線を星状神経節に照射すれば、神経節ブロックと同じように作用し、自律神経を安定させ、アトピーの症状を改善する効果があるに違いないと考えたのです。」と同先生。

 一回の治療に、左右の星状神経節に合計10分間、低出力レーザ光を照射。外来患者を対象に週一、二回ずつ、約2ヶ月間この方法を続けた。患者は16歳から47歳の合計45人で、平均年齢は28.2歳。

 その結果は「皮膚の痒みは、14人が著しく改善し、16人がほぼ解消。皮膚のかさつきは、10人が著しく改善し、18人がほぼよくなり、皮膚の赤みは19人がほぼ消失し11人が改善しました。」総合的な臨終結果では「著しく効果があったのが13人で、有効が20人、やや有効の8人を含め、約7割の人に明確な効果があったことが認められました」と庄司先生。

 この結果はアトピーの症状に悩んでいる人たちにとって朗報です。成人のアトピーは子供に比べて治りにくい由。星状神経節ブロック療法は喉の近くに注射するため怖がる人がいますが低出力レーザ治療では、そういう不安もおきません。ただし、庄司先生は「不規則な生活をしている人は効果が見られませんでした。生活全般からコントロールしていく事が大事です」とアドバイスしています。

 ところで、星状神経節には、頭・顔面・首・胸・心臓・気管支・上肢・肺などを支配している交感神経が集まっています。いわば<神経のツボ>のようなところです。レーザーを星状神経節に照射することによって、交感神経の過緊張が緩和され、症状が取れます。

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